骨粗しょう症

JR大井駅徒歩5分

03-3787-2323

〒140-0014 品川区大井ニ丁目1-1 メディカルセンター2階

骨粗しょう症

骨粗しょう症とは

骨粗しょう症とは科とは

加齢が主な原因で、骨の中のカルシウムの量(骨量)が減少し、鬆(す)が入ったように骨がスカスカになり、脆くなってしまう疾患が骨粗しょう症です。

骨量は、20~30歳頃をピークに、年を重ねるとともに減少していきます。この骨量、ひいては骨密度(単位体積あたりの骨量)が減少をきたす状態になると、つまずいた際に手や肘をついた、あるいはくしゃみをしたといった、わずかな衝撃でも骨折をすることがあります。

高年齢の女性が多いのも特徴

骨粗しょう症は、高年齢の女性患者が多いことも特徴で、女性は50歳前後で閉経を迎える(個人差はあります)と言われますが、閉経になると多くの場合、女性ホルモン(エストロゲン)は減少していきます。

このエストロゲンには、骨の新陳代謝に対して骨吸収をゆるやかにし、骨からカルシウムが溶け出すのを抑制する働きがあります。そのため、これが減少してしまうと骨吸収のスピードが早まり、骨形成が次第に追いつかなくなります。それゆえに骨がもろくなっていくのです。

そして、ちょっとした転倒で、背骨(椎体骨折)や手首(前腕骨遠位部骨折)、太もものつけ根(大腿骨近位部骨折)、肩(上腕骨近位部骨折)などを骨折しやすくなり、最悪な場合は寝たきりになることもあります。このようなことから、とくに女性は、50歳になる前に一度は骨粗しょう症の精密検査を受診されることをお勧めいたします。

なお、骨粗しょう症は加齢以外でも無理なダイエットや運動不足などの不摂生な生活習慣、特定の病気(関節リウマチ、糖尿病、慢性腎臓病、動脈硬化など)や薬の副作用(ステロイド薬の長期服用など)で発症することもあります。

骨粗しょう症の診断について

骨粗しょう症が疑われる場合、当院では検査を行います。その方法としては、骨密度検査(DEXA法)、骨代謝マーカーの検査を行います。これらの検査で骨粗しょう症の有無を診断します。

骨密度検査(DEXA法)
骨の強さを判定する基準の1つに「骨密度」というのがあります。当院では、全身型の骨密度測定装置(DEXA)を導入しており、この検査機器による骨密度の測定(DEXA法(※))を行っております。
(※) DEXA法(二重エネルギーX線吸収測定法):高低2種類のX線を測定部位に照射して、その透過度をコンピュータで解析し、骨量を調べる方法。DEXA法では骨量を単位面積で割った値で算出し、「骨密度」として表します。測定する骨は、主に腰椎(腰の骨)、大腿骨頸部(太ももの付け根部分の骨)などです。短時間で済むうえ誤差が小さく、放射線の被爆量も少ないので、安全性に優れるという利点があります。
骨代謝マーカーの検査
骨吸収と骨形成のバランスを調べる検査で、血液や尿の採取による骨代謝マーカーを測定することで診断します。このバランスが崩れると、骨は弱くなります。また、骨吸収を示す骨代謝マーカーが高い場合は、骨密度の低下する速度が速いので、骨密度の値にかかわらず、骨折するリスクが高くなっています。

骨密度測定の料金について

DEXA法(腰椎・大腿骨)
1割負担 450円
2割負担 900円
3割負担 1,350円
採血(骨代謝マーカーなど)
1割負担 約1,000円
2割負担 約2,000円
3割負担 約3,000円

予防と治療について

骨粗しょう症は、専門的な治療や適切な生活改善を行うことで、骨密度の減少を改善し、骨折リスクを大幅に減少させることも可能です。そのため「骨の生活習慣病」とも呼ばれ、食事療法や運動療法もこの病気の予防と改善には欠かせないのです。なお、骨粗しょう症の診断を医師から受けた場合は、薬物療法による治療がメインになります。それぞれの治療法は以下の通りです。

食事療法
カルシウムやたんぱく質といった骨の主成分と骨のリモデリング(※)に必要なビタミンD・Kなどの栄養素を積極的に摂取し、さらにバランスのとれた食生活を心がけるようにします。
(※) リモデリング:骨を壊す働きをする破骨細胞が骨を吸収する一方で、骨をつくる働きをする骨芽細胞が、破骨細胞によって吸収された部分に新しい骨をつくる代謝作用。
運動療法
体重の負荷を骨にかけることで丈夫になります。そのため強度の高い運動ばかりが必要というわけでもありません。つまり、ウォーキングのような軽度の運動だけであっても十分に効果は表れます。いずれにしても長く継続することが大切です。
薬物・注射療法
骨粗しょう症と診断されたら薬物もしくは注射療法を行います。
  • 骨の破壊を抑制する薬(ビスフォスフォネート製剤や抗RANKL製剤など)
  • 骨の形成を促進する薬(PTH製剤)
  • SERM(女性ホルモン受容体に関与する製剤)
  • 骨の材料を補う薬(カルシウム製剤や活性型ビタミンD3製剤など)
などが医師の判断で処方されます。

医院概要

医院名
医療法人社団裕正会
おおい宮本整形外科
診療科目
一般整形外科、スポーツ整形外科、小児整形外科、 リハビリテーション科、リウマチ科、骨粗しょう症、 ロコモティブシンドローム、痛みの治療、予防接種
指定等
保険医療機関(各種健康保険取扱い)
自賠責保険取扱い(交通事故)
労災保険指定医療機関
生活保護法指定医療機関
所在地
〒140-0014 品川区大井二丁目1-1
大井2丁目メディカルセンター2階
アクセス
JR大井町駅より徒歩5分
電 話
03-3787-2323
休診日
日曜・祝日
診療時間 日・祝
9:00~12:30
14:30~18:00

担当医師: 宮本   大隈  

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