変形性膝関節症
膝関節の軟骨が加齢や使い過ぎなどで摩耗し、これが進行することで骨まで変形してしまった状態が変形性膝関節症です。患者様の多くは関節軟骨の老化が原因であるので、高齢者の方によく見受けられます。
主な症状は、膝関節の腫れや痛みなどです。初めのうちは、動き始めの際に痛みが出るのが特徴的で、動いていると楽になっていきますが、病状が進行すると歩行中ずっと痛みを感じるほか、関節の可動域も狭まるようになり、膝関節の変形も目立ってきます。
治療では、膝の関節の軟骨をすり減らさないようにすることが大切で、肥満の傾向がある方は減量もしくは体重を増やさないようにします。また関節周りの筋肉を増やして関節を守るリハビリなどを行います。痛みがある場合は消炎鎮痛剤を用いるほか、ヒアルロン酸の注射を行ったり、サポーターなどの装具を使用したりします。
なお、これらの保存的治療では改善がみられなかったり、関節の変形が強い場合は、関節鏡手術、骨切り手術、人工関節置換術などの手術療法となります。
膝靭帯損傷
膝の靭帯に大きな力が加わることで、関節が正常範囲を超える動きをせざるを得なくなり、それにより膝の靭帯が一部または全部が完全に切れてしまった状態が膝靭帯損傷です。主に接触プレイの多いスポーツや交通事故で見られます。膝は靭帯を損傷する場所によって前十字靭帯損傷、後十字靭帯損傷、内側側副靭帯損傷、外側側副靭帯損傷に分類されます。
膝の靭帯を損傷した際の症状は、膝の痛み、膝関節の可動域が狭くなる、関節が不安定になるなどの症状が現れます。なお、損傷した瞬間に靭帯が切れた音が聞こえることもあります。また、靭帯の損傷具合を正式に把握するためにレントゲン撮影やMRI検査などを行います。
損傷が軽度であれば、靭帯に負担がかからないようにする装具やサポーターによる固定で治ることが多く、筋トレなどで膝を保護する力をつけるようにします。重度の場合は、別の部位の腱を移植するなどの手術が検討されます。
オスグッド病
オスグッド病はスポーツのし過ぎによる障害で、成長期における一過性の病気と考えられています。成長期(10~15歳)にスポーツ(とくに跳躍やボールを蹴る球技)を行っている少年・少女によく見受けられます。この病気は、膝のお皿の下の骨、いわゆる脛骨結節がだんだん突出し、それに併せて痛みが生じるようになります。
主な症状は、脛骨結節の赤みを帯びた腫れ(熱を持つこともあります)と強い痛みです。安静にしていれば痛みは消えますが、スポーツを始めると再発するようになります。多くは片側の足のみに見られます。
治療法としては、安静に努めるというのが一番効果的ですが、スポーツを禁止させるのが困難な場合は、消炎鎮痛剤などを使用しつつ、症状に応じた運動量に変えるようにすれば、運動自体は続けても問題ありません。
医院概要
- 医院名
- 医療法人社団裕正会
おおい宮本整形外科 - 診療科目
- 一般整形外科、スポーツ整形外科、小児整形外科、 リハビリテーション科、リウマチ科、骨粗しょう症、 ロコモティブシンドローム、痛みの治療、予防接種
- 指定等
- 保険医療機関(各種健康保険取扱い)
自賠責保険取扱い(交通事故)
労災保険指定医療機関
生活保護法指定医療機関 - 所在地
- 〒140-0014 品川区大井二丁目1-1
大井2丁目メディカルセンター2階 - アクセス
- JR大井町駅より徒歩5分
- 電 話
- 03-3787-2323
- 休診日
- 日曜・祝日
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
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9:00~12:30 | ◎ | ● | ◎ | ● | ◎ | ◎ | ― |
14:30~18:00 | ◎ | ● | ◎ | ― | ◎ | ― | ― |
担当医師:◎ 宮本 ● 大隈
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