股関節

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股関節

変形性股関節症

変形性股関節症

骨変化をきたしたり、軟骨がすり減るなどすることで生じる疾患です。原因としては、加齢による変化、もしくは先天的な原因や後天性の疾病やけが(先天性股関節脱臼、臼蓋形成不全、股関節の骨折、関節リウマチ、ペルテス病 など)により起きると考えられています。女性の患者様が多いことでも知られています。

股関節に痛みがあれば、この疾患が疑われますが、そのほかにも臀部や大腿、腰部にも痛みが出ることがあります。病状が進行すると股間の可動域が狭くなるほか、跛行が見られることもあります。診断については、レントゲン撮影を行うことで判断できます。

臼蓋(きゅうがい)形成不全

股関節の屋根にあたる部分を臼蓋と言います。新生児期より股の開き具合が悪かったり、先天性の要素などから臼蓋の発育が不十分となり、大腿骨頭をしっかり被覆できていない状態が臼蓋形成不全です。女児によく見られる疾患です。

ここが不完全だと、幼少時では見られなかった大腿骨側の軟骨に摩擦が生じて軟骨がすり減ることで、股関節が変形して炎症、そして変形性股間関節症をきたすようになります。そのため、成人~中高年になってから臼蓋形成不全であることに気づく患者様も多いです。症状が重度の場合は、変形性股関節症を予防するために臼蓋形成術という手術療法を行うこともあります。

単純性股関節炎

変形性股関節症

小児期の男子(3~12歳)によく見られます。原因は不明ですが、ケガや外傷によるものではなく、風邪を引いた後に片方の股関節を痛がるようになりますが発熱は伴いません。はじめは膝や大腿の痛みを訴え、股関節を曲げたり、伸ばしたりすると痛がり、歩行困難なども見られます。ただ、長くても10日間ほどで自然に治癒することが多いです。

単純性股関節炎の症状は、小児期に発症する他の股関節疾患の初期症状(ペルテス病、化膿性)に似ていることから、しっかり鑑別をしておく必要があります。

大腿骨頭壊死

変形性股関節症

大腿骨の骨頭部分にある骨が死んでしまう(壊死)病気です。発症の仕組みですが、何かしらの原因で大腿骨頭の血流が悪くなり、そのことで骨の細胞が死滅し、骨がだんだん崩れるようになります。その結果、大腿骨や股関節の変形が進むことで発症すると考えられています。ステロイド薬を大量に服用している方、お酒をよく飲む方はリスクが高いと言われています。

主な症状は股関節痛が多く、少しのはずみで足の付け根が急に痛くなりますが、2~3週間ほどで痛みが落ち着くこともあります。ただ、痛みを我慢していると症状は進行していき、歩行困難になることもあります。

大腿骨頭壊死が疑われる場合はX線撮影やMRI検査で診断をつけます。壊死の部分が少なく、関節面も問題なければ保存療法になります。壊死が進行している場合は、病態によって、骨切り術、大腿骨頭回転骨切り術、内反骨切り術、人工大腿骨頭置換術、人工股関節全置換術が行われます。

大腿骨頭すべり症

変形性股関節症

大腿骨頭の軟骨部分がずれている状態が大腿骨頭すべり症です。これは10代前半の肥満男児によく見られ、成長期段階にある骨の一部に負荷がかかることで、骨がずれると考えられています。原因は、肥満や遺伝ではないかと言われています。

症状としては、足の大腿のつけ根に生じる強い痛みや不安定感(グラグラする感じ)、足を引きずるといったことがあります。レントゲン撮影、CT、MRIなどで診断をつけます。治療は手術療法となり、軟骨のずれが軽い場合は、1本のスクリューで固定する固定術を、ずれが大きいと判断した場合は、骨切り術を行います。

ペルテス病

変形性股関節症

幼児期から児童期の男児(2~10歳)によく見られる疾患で、大腿骨頭の骨が壊死することで骨の強度が弱くなってしまい、放置のままだと骨が変形してしまう病気です。壊死については、大腿骨頭に送られる血液の流れが、何かしらの原因によって悪くなるために生じると言われています。片足のみの場合が多いが、稀に両足で起きることもあります。

主な症状は、股関節の痛み(最初は膝の痛みを訴えることもある)、股関節の可動域の制限、歩行困難などです。レントゲン撮影やMRI検査で診断をつけます。

ペルテス病と診断されても骨の変形がなければ、1〜2年で血流は改善します。この場合は保存療法となります。股関節への負荷を避ける装具療法のほか、免荷・牽引療法などが行われます。

医院概要

医院名
医療法人社団裕正会
おおい宮本整形外科
診療科目
一般整形外科、スポーツ整形外科、小児整形外科、 リハビリテーション科、リウマチ科、骨粗しょう症、 ロコモティブシンドローム、痛みの治療、予防接種
指定等
保険医療機関(各種健康保険取扱い)
自賠責保険取扱い(交通事故)
労災保険指定医療機関
生活保護法指定医療機関
所在地
〒140-0014 品川区大井二丁目1-1
大井2丁目メディカルセンター2階
アクセス
JR大井町駅より徒歩5分
電 話
03-3787-2323
休診日
日曜・祝日
診療時間 日・祝
9:00~12:30
14:30~18:00

担当医師: 宮本   大隈  

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